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ロンドン交響楽団

London Symphony Orchestra (LSO) が、プロコフィエフの曲ばかり4回の演奏会を開いた。指揮はValery Gergiev、会場はニューヨークフィルの本拠地、リンカーンセンターのエイブリー・フィッシャー・ホール。
プログラムと独奏者は下の通り。

March 23, 2009 (Mon.)
Vladimir Feltsman, Piano
Symphony No. 1
Piano Concerto No. 2
Symphony No. 6

March 24, 2009 (Tue.)
Vadim Repin, Violin
Symphony No. 2
Violin Concerto No. 1
Symphony No. 7

March 29, 2009 (Sun.)
Alexei Volodin, Piano
Symphony No. 3
Piano Concerto No. 4
Symphony No. 4 (revised version)

March 30, 2009 (Mon.)
Vadim Repin, Violin
Symphony No. 4 (original version)
Violin Concerto No.2
Symphony No. 5

このうち、3回目の日曜日の演奏会を除く他の3回の演奏会を聴きに行った。オーケストラの仲間でAvery Fisher Hallに勤めている人がいて、フリーチケットが回ってきた。

こんなにプロコばかり聴いて、飽きてしまうかなと思ったが、3回とも素晴らしくて全く飽きることはなかった。ロンドン交響楽団(LSO)は以前リハーサルを聴いたことがあったが、コンサートは初めて。素晴らしいオーケストラだ。私が今まで聴いた中で、ウィーンフィルやイスラエルフィルなどと並ぶ最高の部類に属する。特にオケの花であるバイオリンがいい。チェロやビオラも音色がとてもいい。

ゲルギエフはプロコフィエフが得意と何かに書いてあったが、確かに隅々まで神経が行き届いていて、聴かせてくれる演奏だった。プロコフィエフの世界にずるずる引き込まれていった。特に印象に残った演奏を挙げると、
1日目の交響曲1番(古典交響曲) - 何度か弾いたことがある、私には一番なじみがある曲。弦や管の聴かせどころは申し分なかった。
1日目のピアノのアンコール - このコンサートシリーズ、アンコールも含めて唯一プロコフィエフ以外の曲。SilotiのTranscription of J.S. Bach Prelude。静かなピアノが会場全体に響き渡り感動的だった。コンチェルトも良かった。
1日目のアンコール - Romeo & Juliet Suite No. 1, Death of Tybalt。長いアンコールだった。バイオリンの超絶技巧がよく揃っていてかつ迫力があった。
2日目のアンコール - Love for Three Oranges (No. 3: March) この曲が始まった途端、皆、大喜び。
4日目のバイオリンコンチェルト - レーピンの演奏は素晴らしかった。2日目の1番も良かったが、2番の方が曲自体が面白いし、レーピンにも合っている。以前からレーピンはバイオリニストというより、シベリアの油田労働者、バイオリンではなくて角材を担いでいる方が似合いそうと思っていたが、髪が白くなって、ちょっと上品な感じになった。演奏は洗練された上品さもあり、荒々しく粗野な部分もあり、自由自在に変化に富んでいてとても面白かった。まさに、レーピンにぴったり。
4日目のバイオリンのアンコール - 2日目はアンコールを用意していなかったのか、コンチェルトの第2楽章をもう一度演奏した。4日目はなにやら楽譜を用意していると思ったら、コンサートマスターのAndrew Haveronと Sonata No. 3 for Two Violinsから第3楽章を演奏した。LSOのコンサートマスターHaveronは動きが派手でとても目立つ。レーピンに勝るとも劣らない、いい音色で会場を沸かした。
4日目の交響曲第5番 - コンサートシリーズを締めくくるにふさわしい、メリハリのある素晴らしい演奏だった。終わり方が派手な曲だったので、終わった途端ブラボーの嵐。殆どの人が立ち上がり拍手していた。
4日目のアンコール - Love for Three Oranges (No. 3: March)2日目のアンコールと同じ曲。やはり、このときも皆さん大喜び。前のおばさんは踊りだしそうな勢いだった。なぜニューヨークの皆さんはこの曲を知っているの?
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未だにアンコールのマーチが頭から離れない。プロコフィエフ漬けになってしまった。
Commented at 2019-06-23 12:29 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tamayakko-vc at 2019-06-23 13:32
コメントありがとうございます! 
とても贅沢なコンサートで、それをタダで行けたのですから本当にラッキーでした。
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by tamayakko-vc | 2009-04-02 13:51 | コンサート Concerrt | Comments(2)

風のたより

ニューヨークから戻ってきて、札幌に引っ越しました。