帰国第一号コンサート
2010年 05月 26日
がんセンターではインフルエンザの影響でコンサートの類は中止していて、これが再開第一号だったそうだ。
コンサート会場は入り口のホール。3階くらいまで吹き抜けになっている。
曲目は、
パーセル: シャコンヌ
モーツァルト: アイネ・クライネ・ナハトムジーク
ゴメス: 弦楽のためのソナタ
チャイコフスキー: エレジー
ユフロフ: MYRRHA
ラフマニノフ: ヴォカリーズ
病院でのコンサートだからと言って、ポピュラーな曲ばかりやらないのがこのアンサンブル・コトカの面白いところ。ゴメスの曲は7月の定期演奏会のメインで演奏する曲。かなり難しい。帰国後間もなくて1回しか練習に出られずこの曲を演奏するのはかなりきつかった。チャイコフスキーのエレジーも印象深い。悲しげな揺蕩うメロディーの間に激しい嘆きのメロディーが挿まれている。病院で悲しい曲など、と思われるかも知れないが、意外にも患者さんたちは短調の曲を好まれるそうだ。
曲が難しいこともあり、かなり緊張した。きっと私の顔は引きつっていたことと思う。
患者さんたちに、音楽はうまく伝わっただろうか。
でも、当日は裏方として働いたそうですよ。
あちらもわたしが団員に知り合いがいるといったらびっくりしていた。