仙台の住宅
2011年 08月 14日
仙台市内にあった私の実家、先日売れた。世話をしてくれた不動産屋さんが買い上げ、賃貸として利用するとのこと。
冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビ、電話/FAX、掃除機、アイロン、ドライヤー、扇風機2台、電化製品は一通り揃っている。鍋、食器の類もある。布団もたくさんあり、そのまますぐに生活できる。母の服なども残してきた。処分はすべて不動産屋さんにお任せしたが、少しでも被災された方々のために有効に使われればいいのだけれど。
不動産屋さんと話をしている時に、「場所がいいから」と何回も言われた。
実家のあった住宅団地は仙台市の中心部から車で15分位、緑の多いとてもいい住宅地だ。近々地下鉄も通ることになっている。今回の震災での被害が少なかったことから地盤の良さも保障済み。
←団地内の道。
広いグリーンベルトがあり、犬を放している人を見かける。
遠くに閑上(ゆりあげ)の海が見える。
山の近くは豪邸が並んでいる。
私の実家は1区画100坪のところ、半分の50坪に建てた、母曰く”マッチ箱のような家”。私が8歳のときに札幌を離れてからは、通産省に勤めていた父の関係で各地の官舎を転々とした。両親は大きな家を建てることは頭になかったようだ。でも今回小さな家であるがゆえに売りやすかった。いい住宅地に手ごろな家を遺してくれた両親に感謝。
ここに越して来たのは36年前、私はここには6年弱しか住んでいないが、愛着はある。
でも、もう、ここに来ることもないだろう。
一度くらい見に来るかもしれないが。
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