セントラルパークの桜
2012年 04月 12日
写真ををみるとセントラルパークの貯水池(レザボア)のほとり、イーストサイド、対岸のエルドラド(2つの塔があるアパート)の位置からすると88丁目付近か・・・・
4年間殆ど毎日セントラルパークに行っていたので、写真を見るとだいたいどこかわかる。
(写真は共同通信)
100年前に日本から贈られた桜というとワシントンDCのポトマック河畔が有名だが、セントラルパークにも同じ時に贈られていたそうだ。セントラルパークのレザボアの東側、90丁目付近にはソメイヨシノ(Yoshino cherry)の見事な並木がある。写真は2009年に撮ったもの。
セントラルパークのグレートローンには大きな枝垂桜(Higan cherry)が何本かあった。
ソメイヨシノよりも少し早く咲く。
4/11の植樹の時には、ソメイヨシノはもう散っていて、八重桜の関山(Kwanzan cherry)が満開だったそうだ。関山は例年なら5月始めに満開になるが、今年はもう満開とは・・・3,4週間も早い。
レザボアの周りには関山もたくさん植えられていて、ウエストサイドの90丁目付近には見事な並木がある。
ここは、私が住んでいたアパートから一番近い場所で、1年を通じて一番よく来ていた場所。
ニューヨークでは桜というとソメイヨシノより、関山の方がなじみがあるのではないかと思う。ブルックリンの植物園の桜祭は関山の満開の時期に合わせて5月に開かれる。今年はどうするのだろう。
今は関山も散ってしまって、こんな状態では・・・→
しかし、セントラルパークのこれらの桜の名所、見物人でごった返すことはなく、いつ行ってもゆったりと散策することができた。実際、ニューヨークに長年住んでいる人でも、セントラルパークの桜の名所を知らない人は多い。
日本ではテレビでもニュースで花見の様子をやっていたりして、少し騒ぎすぎるのではないか。
それに日本ではソメイヨシノ一辺倒であまりに画一的で私としては面白くない。桜には色々な種類があって、それぞれに美しいのに。もっとも関西の桜の名所、大阪の造幣局、京都の御室はソメイヨシノではないが。
ニューヨークは人種も民族も多種多様、それぞれが個性を競っている。花も同じ・・・
ニューヨークでは春は桜だけでなく、梨、りんご、マグノリア・・・さまざまな花が競い合って盛大に咲く。
←マグノリア(もくれん)
↓ リンゴ、いずれもセントラルパークのメトロポリタン美術館の近く。
ニューヨークの春の花については2009年4月,5月の記事をご参照ください。花の記事で溢れています。
それにしても、セントラルパークには大型犬ばかりいましたね。日本では大型犬は血統正しい犬種のはっきりした犬ばかり、でもセントラルパークには雑種の大型犬が多く、見たこともない犬ばかり、という感じがしました。
確かに大型犬が多かったですね。レスキューした犬も結構いてミックスも多かったですね。グレートローンの枝垂桜の写真、日本的な桜とアメリカ的な犬と男たち、対照的な感じで面白いと思いません?でもこの写真の中にココと夫が写っています。
花の時季は1日に何度もセントラルパークに行きました。
花の下ではヒトもイヌも表情が和みますね。思い出すだけでも穏やかな気分になります。