目白台界隈
2012年 04月 19日
目白台という地名はこの地に目白不動があり、高台になっているから。
豊島区の目白と混同されることが多い。どちらも目白不動が由来と思うが。
目白というと田中角栄邸が有名だが、田中邸は豊島区の目白ではなく、文京区目白台にある。今は土地を分割しその一部にお嬢様が住んでいる。ということはあの旦那さんも住んでいるということか。
結婚式場の椿山荘(ちんざんそう)も目白というイメージがあるが、住所は文京区関口で、目白台に隣接している。
友人たちと椿山荘でランチを楽しんだ後、友人たちに付き合ってもらって目白台界隈を歩いてみた。
久しぶりに来てみたがったのがここ、銭湯「月の湯」。まだちゃんとあった。
自宅をリフォームし給湯器を入れ替えたときに、給湯器の調子が悪くてしばらくこの銭湯に通ったことがあった。
この古い建物の雰囲気が好きで、銭湯通いも苦にならなかった。
昭和6年創業の都内最古の銭湯だそう。
立派な瓦屋根だった覚えがあるが、屋根は補修中。月の湯のホームページを見てみたら、去年の震災の時に煙突にヒビが入り、直後に撤去したとのこと。今の補修もその続きなのかしら?
以前は創業時から続く25mの煙突がそびえていた。→
右の写真はホームページ「月の湯かわら版」に載っていた2009年に撮ったもの。
目白台は古くからの住宅街で、若山牧水、菊池寛、大町桂月、窪田空穂、宮沢賢治らの文人たちが住んでいたことがあるそうだ。車1台がやっと通れるくらいの細い路地が多く、久しぶりに訪れて、こんなに狭い道だったかと驚いた。
狭い坂道を下りて不忍通りを下り、護国寺に行ってみた。
護国寺の境内に入り、長い石段を見て、回れ右をしたくなったが、気をとりなおして、えっちらおっちら登ったら、
満開の枝垂桜が出迎えてくれた。→
赤松だろうか、枝ぶりがいい。
将軍家縁の場所はどこも松が立派だと思う。
納得して、護国寺の駅に向かい帰途についた。
駅名や高速のインターチェンジの名前になっているせいか、護国寺は知名度が高い。以前、目白台と言うより、護国寺に住んでいると言った方が皆わかってくれた。
高速の護国寺の出口から不忍通りに入ったところには昔からいつも警官が立っていた。田中邸の近くだからだろうか。昔ならわかるが・・・でも娘婿は一応政府の高官か・・・評判は悪いですが。
護国寺界隈、私も歩いてみたかったよおおお。
あの、同仁会教会もそばなの?
目白台は山手線の内側だけど、静かでレトロな場所ですね。取り残されたような。でもそんなにたいした名所もないし、わざわざ歩く場所ではないですよ~。名物は都内最古の風呂屋くらい。私のセンチメンタルジャーニーに付き合っていただいたんです。