1300km犬連れ車の旅 ~ 3日目 下北半島
2012年 07月 23日
以前仕事で六ヶ所村の原子力関係の施設に来たことがあり、途中の自然の美しさに心奪われた。
ところどころに湖沼があり、湿原が広がっている。いつかプライベートで車で来てみたいと思っていた。
下北半島の付け根の太平洋側、小川原湖に隣接する仏沼の湿原地帯はラムサール条約に登録されている。
湿原地帯では車を停められなかったが、過ぎたところ、白鳥が飛来するという尾鮫沼(おぶちぬま)。
納得したところで、太平洋側から陸奥湾沿岸に出て、恐山(おそれざん)に向かう。
山道を登り、硫黄の匂いが漂う恐山山頂に到着。
←山頂にある宇曽利(うそり)湖。
↓ 恐山菩提寺。 古くから人々の信仰を集めている。
恐山から急な山道を30分以上も下り、宿泊地の薬研(やげん)温泉へ。
ジャーン、今晩のお宿「薬研荘」、築40年。
純和風旅館、バス・トイレ共同。
1間だけ離れのようになっていて、犬も一緒に泊まることができる。
宿のおかみさんが楽しい人であれこれ世話を焼いてくれる。
少し落ち着いてから、薬研渓谷を散歩。
部屋に新聞の切抜きが置いてあってわかったが、この宿の女将(おかみ)は「薬研荘のカモシカ女将」と呼ばれる名物女将。築40年の建物も「古いと汚いは違う」と言って、古いながらも磨き上げている。カモシカのように山を駆け回り山菜やきのこを採ってくるそうだ。犬を2匹飼っていて、1匹は福島の被災犬とのこと。被災犬はまだ怯えているそうで、会えなかった。
夕食は女将さんが採ってきたミズやワラビなどの山菜、きのこ、地元のホタテ、ウニ、マグロ、ひらめなどを使った家庭料理で、とても美味しかった。2晩続けて洋食のフルコースで今日はあまり食べられないと思っていたが、どの料理もあっさりと重くないのでペロリと完食してしまった。
お風呂もいい温泉で、3回も入ってしまった。
ココは初めて畳の上で寝る。座布団が好きで私が席をはずすと占領する。
朝、布団を敷いたままにしておくとその上に上がってしまうので、畳んでおいたらその上にチャッカリ。気持ちいいワン。
ココも気に入ったようだが、私たちもこの旅館(民宿?)、気に入った。