PMF ピクニック・コンサート 2012
2012年 07月 29日
会場は札幌芸術の森の野外ステージ(レナード・バーンスタイン・メモリアル・ステージ)。
うちからまっすぐ南、支笏湖に向かう途中にあり、車で30分。
コンサートは昼の12時から夜までやっているが、午後3時からのポップスの部のみ聴くことにした。夜のプログラムは前日のガラ・コンサートで聞いたので。
ステージ近くの椅子席は4000円、芝生席は2000円。芝生席を買い、日陰になっているところに陣取った。椅子席は日陰がなくてかわいそう。日差しが強く日向はかなり暑い。芝生席で正解だ。
曲目は下の通り。
PMF POPS! ”レッツ・スウィング”
バーンスタイン(バーグラー編):『ウエストサイド・ストーリー』から「ダンス」
映画音楽メドレー
R. ロジャース:『サウンド・オブ・ミュージック』から「すべての山に登れ」
マンシーニ(セントパーリ編):ピンクパンサー
J. パーカー:『ニューヨークのロンドン人』から「セントラルパーク」「ラジオ・シティ」
バーンスタイン:『キャンデード』から「着飾って、きらびやかに」
ホルスト(田中カレン編):PMF賛歌~ジュピター~
始まってみると、フルオーケストラではなく、管中心の少人数のアンサンブルでがっかり。ウエスト・サイド・ストーリー、フルオーケストラで聞きたいよう~ 弦が聞きたいよう~ と文句を言っていたら、次の映画音楽メドレーとサウンド・オブ・ミュージックはチェロ12人のアンサンブルだった。迫力もあり、とてもよかった。
この日も天羽明恵さんの司会でとても楽しい。彼女のキャンディードのソプラノのソロも素晴らしかった。
しかし、芝生に寝転びながら音楽を聴けるというのはいいものだ。
セントラルパークやタングルウッドでもそういう経験をしたが、ここは小規模で、芝生席は斜面になっていてステージもよく見え、居心地がいい。
ご参考: タングルウッド音楽祭 ニューヨークフィル in セントラルパーク
下の写真は、午後のプログラムの最後、会場の皆でオーケストラに合わせてPMF賛歌(ホルストの惑星、ジュピターに歌詞をつけたもの)を歌っているところ。右手から素晴らしいソプラノが聞こえてきて、私も声を張り上げて歌った。(私は結構声量がある。と思っている)。
おもいっきり歌って気分もすっきり。要領も、雰囲気もわかったし、来年も絶対来よう!
北海道でなくても軽井沢の林の中にでも建ててくれる人、いないかしら?
タングルウッドのshedよりもステージが遠く見えますが、広角レンズの関係ですね。
札幌のこの野外ステージはタングルウッドよりずっとこじんまりしていて、いい感じでした。本当にゴロンと寝転んで聞いている人も(夫も)いたし、前の子供はピンクパンサーの曲のときにずっと踊っていました。子供の頃からこんな経験をできるなんて、幸せですね。
軽井沢もこのようなピクニックコンサートにふさわしい場所のように思いますが・・・ビル・ゲイツ・ステージとか、できないのかしら?
ぜひ一度おいでませ!
夏の夜の音楽体験というのは現中国東北部ハルピンでのこと。◯○年前は亡命ロシア人音楽家のハルピン交響楽団があって夏の夜には森の中の半月型ステージで演奏していました。木造りのベンチが周りを取り囲んでいて・・朝比奈隆さんも指揮をしていらしたし当時は日本へも演奏い来ていたようです。