パユのバディヌリ
2014年 02月 25日
曲目は、
C.Ph.E.バッハ: シンフォニア ロ短調 Wq.182-5
パッヘルベル: カノン ニ長調
J.S.バッハ: ブランデンブルク協奏曲 第5番
~~~休憩~~~
テレマン: フルート協奏曲 ニ長調
J.S.バッハ: 音楽の捧げものより6声のリチェルカーレ
J.S.バッハ: 管弦楽組曲 第2番 ロ短調
(序曲・ロンド・サラバンド・ブーレ・ポロネーズ・メヌエット・バディヌリ)
かの世界的に有名なフルーティスト・パユが世界的なアンサンブルとともに、私の大好きなブランデンブルグの5番や管弦楽組曲2番を、すぐそばのコンサートホールで演奏するとあっては何としても聴きに行かなくてはならない。
去年のうちから一番安いB席4000円のチケットを買ってあった。
ベルリン・バロック・ゾリスデンはバイオリン7人、ビオラ2人、チェロ・コントラバス・チェンバロ各1人のこじんまりした編成。ピッタリと息の合った、躍動感溢れる演奏だった。
私はブランデンブルクの5番の1楽章のチェンバロが大好きなのだが、大ホールで聴くチェンバロはやはり音が小さすぎる・・・
テレマンのフルート協奏曲はパユの本領発揮という感じ。
6声のリチェルカーレ、私が高校時代にとても親しんだ曲で懐かしかった。管弦楽組曲第2番も高校時代からさんざん弾いてきた曲で、ポロネーズやメヌエット、バディヌリは余興などで弾くこともあった。ここでもパユの本領発揮。最後のバディヌリは凄かった。装飾音がたっぷりついて、勢いがあり、音も素晴らしく、とにかく、凄かった。
ベルリン・バロック・ゾリスデン、バイオリンに日本人の町田琴和さん、チェロも女性、それ以外は男性だった。軽やかで、自由自在という感じだった。チェロの装飾音、トリルの入れ方、弾き方など大いに参考になった。
アンコールはC.Ph. E. バッハのフルート協奏曲ニ短調の第3楽章。これがまた、凄かった。パユもアンサンブルも。
パユ、初めて聴いたけれど、伊達に有名じゃあなかったのだ。思っていた以上の素晴らしいフルーティストだった。
ちなみに、アメリカではパユのことをパフード(スペルはPahud)と呼ぶ人がいるらしい。