札幌のラベンダー畑
2014年 07月 24日
昭和12年曽田香料㈱という香料の会社がフランスからラベンダーの種を輸入し、日本で初めてラベンダーが栽培され、昭和15年にはこの地に164ヘクタールのラベンダー畑ができて香料の抽出がはじめられた。
しかし、昭和40年代になると安価な輸入香料に押され、40年代の終わりころにラベンダー畑はなくなってしまった。
10年くらい前に東海大が富良野のファーム富田、地元の住民などの協力も得てラベンダー畑を復活させたのだそう。
駐車場も整備され、一般の人も楽しめるようになっている。東海大えらい!
回りは住宅街。
東京の知人で50年くらい前に札幌に住んでいらした方から、藻岩山の方に広大なラベンダー畑があったと聞かされていたが、ここのことだったのだ。
ラベンダー畑を見て感激したこの方が友人に教えて、その友人が数日後に見に来た時には花が全部刈り取られてなくなっていたそうだ。香料を採るための畑だったので、花の最盛期にみんな刈り取ってしまったのだ。
富良野のラベンダー畑が脚光を浴びて今でこそラベンダー畑は観光地となっているが、当時はただの畑だったのだ。面白い。
濃紫早咲き3号、オカムラサキ、ヒデコートの3種類のラベンダー、3640株が植えられている。