5月は行きたいコンサートがいろいろあってちょっと諦めていたのですけれど、チケットの売れ行きがイマイチとか・・・知人からSOSが。それで、急きょチケットを買って、行ってまいりました。
素晴らしかった。
最初のラカスタヴァの響きを聴いてハッとしました。あ、この響き・・・
最後の光永浩一郎さん作曲の左手ピアノと室内管弦楽のための『泉のコンセール』が素晴しかった。「泉」とあったせいか、午後に行った北大キャンパスの水辺のことを思い起こしました。オシドリの姿とか。音楽を聴いて情景を思い浮かべるのは久しぶりのことです。
ピアノ、弦、管楽器、みな本当に美しい音、そして美しいアンサンブル。3楽章は一転ファリャのよう。管楽器が全員手拍子になってビックリ。美しくて、楽しくて、とてもいい曲でした。
アンコールは館野泉さんのピアノで、カッチーノのアヴェ・マリアと弦楽合奏でシベリウスの即興曲。
ピアニシモのハーモニーの美しいこと。
静かに終わりしばらく静寂が続き、大きな拍手が起こりました。キタラだからこそ、この響きを楽しめたと思います。
しかし・・・お客さんはあまり入っていませんでした。
実は昨晩このホールでのコンサートにオケの一員として出演したのですが、その時の方がお客さんが入っていました。入場料が違うし比べるのはおかしいかもしれませんが。
もったいない。
集客、もっと工夫できなかったものかと思います。チラシに札幌市の後援がとれてなかったのでチラシを置く場所も限られてしまいましたね・・・